全部読むとかなりの量になります。みんなはついてこれるかな?
以下、次のような順番で書いています。追記あれば書いていきます。
①ゆっくり茶番劇を作ろうとしたきっかけ
②それぞれのキャラのウラ話
③それぞれの物語のウラ話
①ゆっくり茶番劇を作ろうとしたきっかけ
どうしてそもそも「ゆっくり茶番劇を作ろう」と思ったのか。理由は単純です。
「The・なんとなく」
です。「なんとなくってなんやねんな」って思った方多いと思います。私も思ってますごめんなさい。
というのは冗談です。まぁほぼ変わりませんが。
とある日の午前中、大学の授業を受けていたあやぺんちゃんは思います。「新しいことをやってみよう・・・か。って言ってもなぁ・・・」と。
そこで、その授業中に書いた小さい目標がだいたい10個ぐらい書いてある記入用紙を見ました。そこに、「ゆっくり茶番劇の作成」と書いてあったのです。
高校生時代、マイPCを持っていなかったあやぺん少女は、大学生になってマイPCを手に入れ、「編集のツール」を獲得したわけです。スマホはもちろん持っていましたが、容量がまるでゴミだったので当然たくさん動画を作れるはずもなく。何本か作っていましたが、素材やら立ち絵やら入れていたら、重すぎて某緑アイコンのメッセージアプリで通話ができない事態にまで陥ってしまいます。
そんな高校生時代を終え、大学生になってマイPCというものを持ってしまったあやぺん少女は、「ゆっくり茶番劇の制作」に興味を持ち始めるわけです。そんな矢先、あの事件が・・・
そう。
令和の五・一五事件
です。覚えている方も、この文章が見られる時代によっては「何それ?」と思った方も大勢いらっしゃるでしょう。たくさんのサイトや動画でまとめられているので、上のワードで検索してみてください。絶対と言っていいほど色々出てくるので。あな恐ろしや。
この時期に、どうしてもゆっくり茶番劇の動画を世に出したかったあやぺんちゃんは、【ゆっくり物語】であれば大丈夫だと踏み、表記しました。そして、5/29日に初投稿を果たしたのでした。
②それぞれのキャラのウラ話
さてさてここからは、それぞれのキャラの裏話について語っていきます。私の世界線での幻想郷において重要なキャラについて語っていくので、少なくなってしまうかもしれませんがご了承という事で。
ここからは、私が語りたい順番で語っていくので、登場順とか意識してないです。ごめんね。
その前に、三大名家全体の話を少し。
三大名家の名前は、世界有数の大ベストセラー、『源氏物語』からいただいております。その話も、各キャラの項目で語っていきます
1⃣藤ノ宮 妖夜
妖夜のコンセプトは、「平安時代で止まった人」です。服装からなんとなく想像できているかと思いますが、色替えのコンセプトは「十二単」です。そして、帽子の色が赤ではなく紫の理由は、平安時代の色に対しての価値観があります。この時代・・・古くは飛鳥時代から、紫は高貴な色として扱われていました。今でも国旗を作る際は、紫を作り出す国旗専用の染色素材が少ないため、国旗の中に使われる色として紫は避けられるという話がありますが、まぁそれと同じ要領で紫は貴重で高貴な色だったわけです。
彼女の家も元々は地上の家でした。しかし、彼女が生まれるずっと前に、祖先が月へ亡命し、藤ノ宮家は月の都で活躍していくことになります。
彼女も、次期月の官僚として期待をされておりましたが、【幻想月地戦】で描写が少しあったように、彼女の父親が反乱分子となっていると嫌疑をかけられ、彼女も処刑対象になってしまいます。
そこで、妹の詩羽を人質に取られ殺されてしまった事で、不老不死の能力が覚醒します。不老不死の能力は、藤ノ宮家に代々伝わるものではありません。一定の条件がそろって初めて覚醒できるものなのです(というのが私のチャンネル独自の不老不死の能力に対する解釈です)。妖夜の能力はそれだけではありません。彼女の不老不死はもはや体質に近いですね。彼女の能力は「相手の数手先を読む程度の能力」です。これはそのままの意味で、おもに”誰かと対峙している状態”の時に使います。戦闘然りゲーム然り対話然り・・・なんでも、”対峙”していれば使うことが可能です。対話で使うことに関しては、「心を読む程度の能力」と類似しているところがありますが、これはあくまで【先を読む】なので『次こういうことを言うだろうなぁ』という推測でしかありませんし、内心でどういうことを思っているかどうかまでは分かりません。
さらに言うと、この「相手の数手先を読む程度の能力」では、完全に未来を予測する事は出来ません。あくまで”予想”なので、外れることもあります。一番わかりやすい例は、【幻想月地戦】のあやの行動を読めなかったことでしょう。あの時点で、妖夜の中であやは対峙対象から外れており、数手先を読む対象ではなかったことも大きいですが、あの状況でまさか彼女が能力の暴走を振り切り、刀を持って自分に向かってくるとは読むことはほぼ不可能でしょう。
妖夜の体は、はじめから不老不死の能力に対して耐性があったわけではありません。想像を絶する吐き気や貧血に何度も悩まされながら、強靭な肉体を手に入れ、底なしの体力も手に入れた。彼女の不老不死は、蓬莱の薬から得た不老不死ではないものの、リザレクションを行うなどといった特徴は変わりません。
彼女の葛藤などは、詳しくは現在誠意製作中の【幻想力溺録】で描写していきますのでお楽しみに。
名前の由来は『源氏物語』に登場する【藤壺】という女性です。この女性はかなりメインの部分になってくるので、興味がある方はぜひ調べてみてね。学生諸君は古文で読んでみると勉強にもなるぞ()
女性でありながら男性っぽい口調をしているだけでなく、一人称が「僕」とかなり男の子に近い彼女ですが、れっきとした女性です。そういうの、私好きなのでついやっちゃうんだ★
さらに言うと、彼女より強いキャラは今後出すつもりはありません。龍神でさえも同レベルだと考えてもらって大丈夫です。彼女の戦闘スタイルは、「能ある鷹は爪を隠す」です。基本的に本気では戦いません。本気を見せたら終わりだと考えて戦いに挑みます。彼女の本気を見れるときは来るのでしょうか。お楽しみに。
2⃣桐乃矢 美麗
美麗のコンセプトは、「映写機」です。この白黒のカラーに表れている通りです。映写機が使われていた時代は、カラーで映像が見れることなど考えられていませんでした。彼女の能力は、「縁(えにし)・奇譚を操る程度の能力」です。これは、大幅な過去改変はできないものの、相手のそのものの時間を巻き戻して、攻撃を加えたりできるという能力です。一番わかりやすいのは、妖夢に対して使った妖でしょうか。あの時点で、妖夢そのものの時間を巻き戻しとある場所に引き寄せ、そこにダメージを与える・・・という技を使っています。
そのものの移動こそできるものの、ダメージを与えるためには魔力を付け加えて新しい技にしなければダメージは与えられません。回復もまた然りで、回復しようと思えば、【縁の妖】で新しく「対象の移動+回復」の妖を作成し、使用する必要があります。
美麗も苦労人です。美麗の生まれる数百年も前の話になるのですが、美麗の両親の奮闘により、三大名家と月の政府とのわだかまりは完全に解決された状態になることができるのです。美麗が当主になったころ、妖夜は幻想郷に一回目の攻勢を仕掛けていました。そこで、月の政治の舵を切っていたのが美麗とのちに詳細を記す聖果です。当主になってすぐの政治は上手くいくはずはありません。様々な混乱を招きながらも、妖夜が帰ってくる頃には安定した政治を行うことができていました。さらに、面倒見のいい彼女は、ごく少数ではあるのですが自分が招いた混乱に巻き込まれてしまった月の民を従者に迎えるということをしていました。三大名家の作法などをまるで知らない者を育てるのは、当主になりたての彼女にとっては大きな仕事であり、かなり切羽詰まった状態で行っていたようです。
そんな美麗は、元々は中学生時代に違う立ち絵をお借りして色替えをしていたキャラでした。下の名前だけ、当初のキャラの名前を引き継いだ形になります。苗字は『源氏物語』より【桐壺】からいただいております。桐壺については調べたり、古文で読んでみたりしたことがある人が多いと思いますが、今一度読んでみたり、調べてみたりしてみてはいかがでしょうか
3⃣花里 聖果
なんとなくですが、聖果のこの表情好きです()
そんなことは置いておいて・・・コンセプトから話します。コンセプトは「空」です。マントからも分かりますね。元は青空だったんですが、色を変えさせていただいて夕日にしました。夕日、好きなんですよ私。聖果の妖にも、「【宙の妖】西日 直射夕景日照」という技がありますね。
さて、この聖果。元々あんな明るい性格ではなかった彼女は、好奇心だけで生きてきたような人です。その好奇心は、ついに月の外にまで及びます。といっても、行きついた先は地上ではなく「宇宙」でした。そこで彼女は【宙の妖】たるものを作り上げたのです。そんな彼女の能力、最近公開されましたね。「宙を見る程度の能力」です。天気予測や、太陽や星の魔力を使って魔法を放ったりすることができるというものです。この能力は、宇宙に星々が存在し続ける限り発揮が可能です。彼女自身は、魔法よりも殴って戦うスタイルの方が得意ですが、その肉弾戦の際にも太陽や星の魔力を借りて戦うことができます。
聖果と書いて「みか」というのは、スマートフォンの某キーボードアプリが行った変換によって生まれた名前です。『読みにくいやんけ!』と思った方、すいません。変換で出されたときビビッと来たんです。また、この聖果も元々は『美香』という名前で中学生時代に違う立ち絵で作っていたキャラの名前を読み方だけ借りた形になります。
苗字は皆さんご存知『源氏物語』からいただいております。「花散里(はなちるさと)」です。登場頻度は少ないですが、源氏と関係を持った女性の一人です。ぜひ調べてみてね
さて、三大名家の話が終わったところで、三大名家以外のキャラについて語っていきます。
私の物語の原初にして最も奥深い、三人の英雄たちについて語っていきます。
三人と言いましたが、もとは七人の予定でした。しかし、私の技量では無理であり、余りに増えすぎてもなぁということで(今も増えまくってるから一緒か())、三人に絞りました。
4⃣美紗
この「美紗」という名前、伝わる人には伝わります。また立ち絵も、伝わる人には伝わります。
美紗には、そんな私からのメッセージを背負ってもらっています。何かはここでも語りません。なぜなら、伝わる人には伝わっているはずだから。
美紗自身としては、ご存知の通り【幻想英憂夢】にてあやに解放されるまで、幻想郷に封印されていました。きっかけは妖夜の二回目の幻想郷への侵攻です。そこで彼女は、持ちうる力を遺憾なく発揮しましたが、あまりの強さに懸念を抱いた紫によって封印されてしまうのです。個人的にはかなり思い入れの強いキャラとなっています。
彼女のコンセプトは、「強い女性」です。私が思う強い女性のイメージをふんだんに入れ込みました。その結果、こうなりました()
剣術は妖夢の祖先から学び、己の剣と力だけで妖夜の侵攻を食い止めた彼女は、龍神に認められ神界へ行くことになった彼女でしたが、一旦は龍人になることを断って、お試しで龍力だけ借りることに。その試しで借りた龍力も、彼女の意思で頼ったのは【幻想現実世界】での舞興との一戦のみで、それ以外では使っていません。過去動画を見るなどして確かめてみたり、一周年記念として出した戦闘シーン集でも確認できると思いますので、確認してみてください。
↓美紗が自分の意思で龍力を使った動画
5⃣舞興
実は名前を考えるの苦労したキャラです。由来も特に考えていません。浮かんだ漢字を並べたらできました。マジです。
色合いが妖夢に似ているのもたまたまです。服の色はこの色が良いなぁって思ってて、この服の色に合う色ってなんやろうなぁと思ったら銀髪になりました。
彼はかなり過去がしんどいです。親に捨てられてからレンに拾われるまで、孤児として人里を彷徨っては盗みなどを繰り返して日々をしのいでいるような状態でした。レンに拾われてからは、剣の修行に明け暮れる日々に様変わりしてしまいますが、レンと学ぶ剣が、彼の生きがいになっていくのです。
そんなレンも、紙子との戦いで月へと行ってしまいます。それは、彼が神界へ招かれて人里に居ないタイミングでした。レンとの暮らしを忘れられないまま、龍神の命通りに美紗を探し、気絶させて神界へ連れ帰ることを新たな生きる目標にしていた彼は、何年も、何十年も美紗を探していましたが、当の美紗は封印されていたためもちろん見つかるはずはありません。そうしていたところ、英雄のことを調べているあやの存在を知ります。あやが【幻想現実世界】にて舞興に対して「ずっとつけていたくせによく言うよ」と言ったのには、このような背景があるのです。
6⃣理眞
このキャラの立ち絵ができたのは、舞興と同時期です。しかし、彼女の出番は【幻想英雄譚】まで後回しになることになってしまいます。というのも、もともとは七人想定だったものの三人に急遽変更した三人目を、早々の段階で出すわけにはいかないという謎のこだわりによるものです。
コンセプトは特に定まっていません。彼女で決まっていたのは、「双子の姉がいること」と「魔法をメインに使って戦闘を行う」ことだけです。それ以外の設定は、物語を制作していくうちに生やしていきました。彼女の過去もそのうちの一つです。
双子の姉が、妖魔封印の生贄に捧げられるというのも、元々決まっていた路線ではありません。【幻想英雄譚】を作っている最中に思いついた過去です。
また彼女は、阿求さんの家に写本が置いてある「英雄譚」の作者です。きっかけは彼女の双子の姉のことを忘れないため。しかし、稗田家の先祖に捏造され写本が作成されたことがきっかけで、その写本を破壊するように舞興に頼みます。舞興に頼んだのは、原作者が自分だと悟られないようにするためでしたが、結果的に稗田家は誰によって破損させられたのか分からなかったため、自分で行っても大丈夫だったんですがね()
彼女が書いた「英雄譚」の”英雄”とは、彼女の双子の姉「理那」のことです。そんな英雄のことを忘れないために、彼女は「英雄譚」を書き上げたのです。
さて、次にメインになるのはこのキャラです
7⃣アトリア
【幻想現実世界】において、霊夢たちを仮想空間の中に閉じ込めた張本人にして、幻想郷の未来を担う技術者のアトリアは、れっきとした男の子です。
アトリアの名前の由来は、一周年記念動画の概要欄にもあるように、「1等星のなかで3番目に暗い星」です。星の中でも暗い方、つまり裏方っぽい雰囲気を醸し出すのに十分すぎる名前だと思いまして、その名前にしました。
【幻想現実世界】については、後に詳しく記述しますが、彼はその仮想空間を作り出すために使う技術を外の世界から輸入していました。その取引相手が、【幻想英雄譚】及び【幻想力溺録】に出てくる咲綺だったのです。
彼もまた暗い過去の持ち主です。幼いころこそ人里に馴染めていたものの、成長していくにつれ特徴的な耳としっぽを揶揄されてしまうようになってしまい、家に引きこもってしまいます。そこで、研究という趣味を見つけ、没頭していくのです。その過程で、外の世界の技術に興味を持った彼は、咲綺とは違う取引相手と最初は取引を行っていましたが、その取引相手から嘘の技術を伝えられた彼は死にかけてしまいます。しかし、彼の探求心は、たったそれだけのことで収まるはずはなく、新しい取引相手と技術のやり取りをしていくのです。それが、今の取引相手である咲綺なのです。
③それぞれの物語のウラ話
ここからは、それぞれの物語の制作秘話について語っていきます。どうしてもつべの方ですと文字制限というものがあるのでね。すべては書き記せないのです。ここは順番に書いていきます。
Ⅰ:【幻想英憂夢】
『新しい題材の導入』をモットーに作成しようと考え、「視聴者への問いかけも含まれた動画」を作成しました。それが、『幻想英憂夢』です。みなさん一人一人価値観が違う中で、もちろんキャラにもそれぞれの考えがあると思い、作成しました。 (一周年記念動画 概要欄より)
と記した【幻想英憂夢】ですが、これ以降あやの【人間(キャラクター)】はメインでは出てきません。真理先生はちょくちょく出番はありますが、神楽ちゃんや神七ちゃんなんかはこれ以降出番がピタッと止みます。
理由は至極単純。「キャラ多すぎ問題」ですね。どう考えてもキャラが多い!
かといって、キャラの存在そのものが消えたわけではないので、またどこかで出番があるかもしれません。実は、神楽ちゃんとアリスの声質は全く同じものを使っています()
「視聴者へ問いかける」というスタイルは、かなり新しいタイプの茶番劇だったのではないでしょうか? 視聴者の方々が、あやが行う”質問”に対して、どのような答えを持つかは私でも分かりません。なぜなら、あやが行う”質問”には、模範解答なんてものがないからです。これは動画内で説明されていたと思います。
しかしながら、あやが自分の行動の正当化を行うために質問をしていたとなれば話は別です。視聴者への問いかけという性質も持ちながら、最終話に向けた伏線を散りばめまくった結果が、あの結末だという訳です。初シリーズにしては相当完成度の高いものなのではないでしょうか?
Ⅱ:【幻想月地戦】
憂夢完結後、ふと「月に関係する茶番劇の動画」を作成したいと思い、作成しました。もともとPCで茶番劇を作成するとなった時に、一番最初に考案したキャラが妖夜はじめ三大名家のキャラ達でした。そんな『幻想月地戦』は、結構長丁場になる予定でしたが、台本を作ることなく基本的に見切り発車で作成していた私にとっては少々厳しく、もっと色んなキャラを出す予定でしたが三大名家だけでとどめました。実は、妖夜は結構色んなことを抱えてます。それは後に明らかになっていくのでお楽しみに。 (一周年記念動画 概要欄より)
と記した【幻想月地戦】。【幻想英憂夢】と違って、ターン制ではない戦闘シーンにかなり苦労しました。
妖は、自然をもとに生成される術です。自然なものから想起されなければならないので、人工的なものを妖の技に落とし込むことはほぼ不可能です。
中でも【月の妖】は、シリーズ内の動画内で説明されていた通り、一般人が取得できる最難関である【太陽の妖】の奥義であり、現時点で妖夜のみ習得が可能となっている妖です。
私たち一般人が習得しようと思ったら、【太陽の妖】が最難関であり、最大の規模を誇る妖となるのです。それは、美麗も聖果も同じです。どれだけ頑張っても、妖夜以外の人物が【月の妖】を習得するのは不可能なのです。
この【月の妖】は、まだ分かっていないことも多々あります。妖夜が使って初めてどんな技があるのか分かるわけです。
Ⅲ:【幻想現実世界】
月地戦を作成途中に、「外の世界を多めに描写している茶番劇って珍しいよな」と思い立って作ったのが『幻想現実世界』でした。中々ない世界観で、結構少ないストーリー構成だったと思います。外の世界へ霊夢たちが行ってしまうというのは原作の方でも存在していますが、バーチャル空間に行ってしまうという設定の茶番劇は中々見ないと思います。あのピエロの女の子の名前は初出しだったと思います。アトリアとカペラは、一等星の星の中で六番目に明るい・三番目に暗い星の名前です。調べてみてください。 (一周年記念動画 概要欄より)
と記した【幻想現実世界】。趣味の「クトゥルフ神話TRPG」で街の画像を沢山お借りしていたので、動画でも使いたいなと思ったのがもう一つの本音です。
それと同時に、幻想入りのお話はたくさんの投稿者さんが投稿している中、霊夢たちがこちらの世界に迷い込むというコンセプトのお話は中々見ないなと思ったのも事実です。実際は現実世界ではなく仮想空間だったわけですが・・・あのような結界を作ることができたのも、アトリアの努力の賜物ですね。
彼は、この異変を通して「真に平和な世界」を築き上げようとしていました。しかし、あまりに痛切に願うがために、人々に迷惑をかけてしまう範囲にまでになってしまったというだけなのです。彼には悪意なんてものはありませんでした。
Ⅳ:【幻想英雄譚】
現実世界完結後は、「幻想郷の英雄」と呼ばれる人たちについて深堀りしようと考え、『幻想英雄譚』を作成しました。美紗・舞興・理眞という三人の英雄の過去・事情を描写していく中で、それぞれの考え・行動原理をよく描写できたかなと考えています。すべての物語がハッピーエンドで終わるわけではない、それぞれの事情を踏まえた上での結末を受け入れていく三人を見ることができる物語かなと思います。
(一周年記念動画 概要欄より)
と記した【幻想英雄譚】。【幻想英憂夢】からずっと出続けていた英雄の深掘りができる物語となっているのですが、深掘りされるのは三人それぞれの葛藤だったり、過去だったりするわけです。
舞興編最終話は特に気合を入れました。2組の主従対決が描写されたこの回は、個人的に一番時間がかかった動画だったと思います。当初と比べて、戦闘シーンにおける成長がより感じられる動画となったと思います。
聖果・舞興・妖夢とレンの戦闘の場面は、結構よかったと思います。飛んでいる感じやぶつかっている感じ、「剣技 桜花閃々」の迫力など、見所盛りだくさんのシーンとなったと思います。しかしながら、あのクオリティを十数分も続けられるほどの体力・技量がまだ備わっていないので、それを備えることができたら長めの戦闘シーンが見れるかと思います。